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日本の林業の特色と木材輸入自由化の波

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日本の林業は針葉樹が中心

日本の林業は昔から針葉樹(葉っぱがトゲトゲとしている樹木のこと。対義語は葉っぱが開いている「広葉樹」です)を木材として使ってきました。代表的なものを以下に挙げます。

青森県の「青森ひば(アスナロ)」。画像は青森ひばで作った湯おけです(以下,画像クリックでAmazonに飛びますので気になる方はどうぞ)。
青森ひば 湯桶

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秋田県の「秋田杉」。画像は秋田杉で作った弁当箱です。
秋田杉 大館曲げわっぱ はんごう弁当箱

長野県・岐阜県の「木曽檜(ひのき)」 。写真は木曽檜で作った風呂椅子です。「檜風呂」も有名ですね。
木曽工芸 桧風呂椅子(小)

奈良県の「吉野杉」。写真は吉野杉で作ったiPhoneケースです。
Razornautz (レイザー ノーツ) Real Wooden Case Cover iPhone5/5S対応 col.シルバー 日本の銘木 吉野杉バール 原産地:奈良県  ※メイド イン ジャパン

 

ですが現在では,家を建てるときの木材として,これらの針葉樹があまり使われなくなってきています。

輸入自由化によって

1950年代~1960年代に起こった「高度経済成長」を受けて,家や建物がどんどん建てられるようになっていきました。物凄い勢いで森を切っては木材を生産していったため,木材の値段も高くなり,生産が追いつかず,1963年に,木材の輸入自由化(輸入解禁)に踏み切りました。

そこから輸入木材が増え,国内の木材の比率が減少しました。輸入先の人件費が安かったり,地形がよく伐採しやすかったりと,輸入の木材は国産よりも安く手に入るため,輸入品と価格競争が起こり,国産品の木材が安くなりました。2012年現在では木材の約7割が輸入品で占められています。

また,これに連動して,国内の林業従事者が減少する傾向になりました。

しかし現在では,国内の森林や木材を見直す動きがあり,農業従事者の高齢化に歯止めをかけるべく,林野庁が将来の林業の担い手を育成・研修する事業を行ったり,「産直住宅」という,木材を生産した地域で建てた家(産地直送なので輸送コストがかからない)が促進されたりしています。

練習問題

以下の文を読んで,後の(1)~(3)に答えましょう。

日本の林業は青森[ ア ],秋田[ イ ],木曽[ ウ ],吉野[ エ ]などに代表される,[ オ ]樹が多く見られる。

高度経済成長によって木材が輸入自由化された後は,木材の国内生産量は[ a ]し,木材輸入量は[ b ]した。この間,国内の木材価格は[ ① ]なり,農業従事者数は[ c ]した。少しずつではあるが,現在では木材の国内生産が見直されてきている。

(1)[ア]~[オ]にあてはまる語を答えましょう。同じ語が入っても構いません。

(2)[a]~[c]に「増加」「減少」のどちらかを入れて文を完成させましょう。

(3)(①)に「高く」「安く」「横ばいに」のいずれかを入れて文を完成させましょう。

練習問題の解答例

(1)[ア]ひば [イ]杉 [ウ]ひのき(檜) [エ]杉 [オ]針葉
(2)(a)減少 (b)増加 (c)減少
(3)安く







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