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養殖漁業と栽培漁業

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水産資源の減少とと養殖業

日本の漁業のうち,先の記事で沿岸漁業・沖合漁業・遠洋漁業について紹介しました。これらは魚を「取る」漁業だったのに対し,今回は「育てる」方の漁業についての紹介です。

こちらは近年少しずつではありますが,生産量が増加してきています。理由はいくつかありますが,沿岸漁業や沖合漁業,遠洋漁業に共通して抱える問題点として,魚をどんどん取って取り過ぎると,水産資源(水中の魚たち)が減少していくことが挙げられます。

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それならば自分たちで育てて取る方が水産資源を守るという考えになるのではないか,という動きもあり養殖漁業が見直されるようになってきました。

養殖漁業と栽培漁業の違い

「養殖漁業」と「栽培漁業」で微妙な違いがあり,最近「栽培漁業」の方も注目(入試に出題)されてきているので触れておきましょう。

養殖漁業は,魚介類が卵のときから,成魚(食べられるサイズ)になるまでいけすなどの中で管理し育てます。

それに対して栽培漁業は,卵から稚魚になるまでの,魚が弱い期間,人の手で管理します。そしてある程度育てた後,稚魚を海へ放流し,成魚となった魚を取るという漁業のことです。

高校入試では

公立高校入試では,

  • 「栽培漁業が養殖と違う点を説明しなさい」(卵から稚魚になるまで育てた後放流して捕獲する点,など)や
  • 「養殖や栽培漁業が遠洋漁業や沖合漁業などと違う点を説明しなさい」(水産資源を育てて保護している点,など)

など,チラチラと違いについて説明する問題が見られます。自分の言葉でそれぞれの漁業の違いについて書く練習をしておければ良いのではないかと思います。

練習問題

以下の文を読んで,あとの(1),(2)に答えましょう。

( A )漁業,( B )漁業,( C )漁業の漁獲量は1980年代後半をピークに減少してきている。その背景には,取り過ぎなどによる魚介類などの[ 1 ]資源が減少していることも原因に挙げられる。

[ 1 ]資源を確保しながら行う漁業に,( D )漁業や( E )漁業などが挙げられる。(D)漁業は魚を卵から大きくなるまでいけすなどの中で育てる漁業で,(E)漁業は魚介類が卵から稚魚になるまで育てた後[ 2 ]し,成魚となった後再び魚を捕る漁業のことを言う。

(1)(A)~(E)には漁業の種類を表す語が入ります。それぞれ漢字2文字で書きましょう。ただし,(A),(B),(C)の順番は問いません。

(2)[1],[2]に入る適切な語を答えましょう。

練習問題の解答例

(1)(A)(B)(C)遠洋・沖合・沿岸 (D)養殖 (E)栽培

(2)[1]水産 [2]放流







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