中学 社会

太平洋ベルトと三大工業地帯(四大工業地帯)

投稿日:

太平洋ベルトとは

日本の農林水産業に続いて,工業のお話をします。日本は日本海側よりも太平洋側に工業が盛んな場所(工業地域)が並んでいます。なぜ山側ではなく海側なのか?と言えば原料の輸入,製品の輸出がしやすいというところにあるからです。

火力発電所が海側にある理由にも,「燃料が輸入しやすいから」がありましたね(日本の電力の内訳とエネルギー自給率のページの「発電所の分布」の項目も参考にしてみてください)

スポンサードリンク

太平洋側に並んでいる工業地帯・工業地域を帯で結んだ地域を「太平洋ベルト」と言い,全国の工業出荷額の約7割を占めています。具体的には,下図の緑で示した地域が太平洋ベルトと言われるところです。

Pacific ocean belt map common.png
"Pacific ocean belt map common". Licensed under CC BY-SA 3.0 via Wikimedia Commons.

 三大(四大)工業地帯

太平洋ベルト上にある,「京浜工業地帯」「阪神工業地帯」「中京工業地帯」「北九州工業地帯(北九州工業地域)」はかつて「四大工業地帯」と呼ばれていましたが,北九州の工業出荷額が北関東工業地域など他の工業地域に抜かれ,「四大」の中に入らなくなってしまったため,現在では「三大工業地帯」と言われています。

それぞれの工業地帯を大雑把に紹介すると・・

  • 京浜工業地帯:東京~神奈川にかけて。鉄鋼・機械などの重化学工業や印刷,出版などが伸びています。出荷額は30兆円超(2007年,以下同じ)。
  • 中京工業地帯:愛知を中心に三重・岐阜。トヨタをはじめとした自動車などの重工業が発達しています。出荷額は60兆円超。
  • 阪神工業地帯:大阪・兵庫・和歌山。石油化学コンビナートをはじめ,鉄鋼や金属などが特徴です。出荷額は33兆円超。
  • 北九州工業地域(北九州工業地帯):福岡県北九州市中心。1901年に操業開始した,官営の「八幡製鉄所」があったことで有名です。八幡製鉄所は現在民営(新日鉄住金)。現在は鉄鋼から,自動車にシフトしています。出荷額は1ケタ兆円となっています。

練習問題

次の文を読んで後の問い(1)~(3)に答えましょう。

日本は( a )側に工業地域が多く分布している。これは,( a )側に位置することで,原料を( b )しやすく,また製品を( c )しやすくすることも利点として挙げられる。

加えて,( A )側に工業地域が多く並んでおり,これらの海に広がる帯状の地域は( A )ベルトと呼ばれている。

( A )ベルト上にある工業地帯として,愛知県を中心とした( B )工業地帯や,関西地方に広がる( C )工業地帯などが挙げられる。

(1)カッコ(a)~(c)に入る適語の組み合わせとして正しいものを選び記号を答えましょう。

1.(a):山 (b):輸出 (c):輸入
2.(a):山 (b):輸入 (c):輸出
3.(a):海 (b):輸出 (c):輸入
4.(a):海 (b):輸入 (c):輸出

(2)(A)に入る海の名前を書きましょう。

(3)(B),(C)に適する語を書きましょう。

練習問題の解答例

(1)4.
(2)太平洋
(3)(B)中京 (C)阪神







-中学, 社会

Copyright© 勉強ナビゲーター , 2017 All Rights Reserved Powered by STINGER.