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促成栽培と抑制栽培

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促成栽培とは

促成栽培(そくせいさいばい)とは,暖かい気候を利用して,野菜などを出荷する時期を早める栽培方法のことです。生産者(農家)としてのメリットは,時期を早めて(ずらして)野菜を出荷できるので,普段手に入らない野菜が手に入る,ということはそれだけ高い値段で販売することができることです。

暖かい気候の他にも,冬に晴れの日が多い,交通機関が発達しているなどの条件も促成栽培に適する要素になります。

促成栽培が有名な県

データは2013年版,農林水産省発表のものです。促成栽培だけの収穫量ではありませんが・・。

  • 宮崎県(宮崎平野):きゅうりの収穫量は全国1位,ピーマンの収穫量は全国2位,かぼちゃの収穫量は全国6位です。
  • 高知県(高知平野):なすの収穫量は全国1位,ピーマンの収穫量は全国3位です。

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抑制栽培とは

抑制栽培(よくせいさいばい)とは,促成栽培の逆で,冷涼な(涼しい・寒冷な)気候を利用して,野菜などの出荷時期を遅らせる栽培方法のことです。農家にとってのメリットは,通常よりも遅い時期に出荷できるので,農作物(商品)を高く売ることができます。

Lettuce harvest in Nobeyama.JPG
"Lettuce harvest in Nobeyama" by On-chan - 投稿者自身による作品. Licensed under CC 表示-継承 3.0 via ウィキメディア・コモンズ.

代表的なものには長野県のレタスがあります。「レタスって言えば夏(~秋)の食べ物でしょ?」と思っている方・・。それは長野県の抑制栽培の効果です。長野県だけで全国の収穫量シェア3割なのでそう思うかもしれませんが,もともとの原産地(ヨーロッパ)では,春から夏にかけてが「旬」です。

入試では

地理で,農業について出題されたときに,「抑制栽培」についてもたまに語句問題として出題されますが,「促成栽培」はそこそこの頻度で出題されています。「こういう栽培方法を何というか?」という語句問題や,「促成栽培とはどのような栽培方法か?」という記述問題も見られます。出荷時期と価格について把握しておいた方が良いでしょう。

練習問題

以下の文を読んで,(1)~(3)に答えましょう。

暖かい気候を利用して,出荷時期を( ① )する栽培方法を( A )栽培という。( A )とは逆に,冷涼な地域を利用して,出荷時期を( ② )する栽培方法を( B )栽培という。

高知県,長野県,宮崎県のうち,( A )栽培を行っているのは[ ア ]で,( B )栽培を行っているのは[ イ ]である。特に[イ]では,( C )の収穫量が全国の3割を占めている。

(1)(①)と(②)に入る語の組み合わせのうち適切なものを選び,記号で答えましょう。

  1. ①:遅く ②:早く
  2. ①:遅く ②:遅く
  3. ①:早く ②:遅く
  4. ①:早く ②:早く

(2)(A),(B)には適切な語を,(C)には野菜名を入れましょう。

(3)[ア],[イ]に入る都道府県名を答えましょう。[ア],[イ]のどちらかには2つの都道府県名が入ります。

練習問題の答え

(1)3.(①早く,②遅く)
(2)(A)促成 (B)抑制 (C)レタス
(3)[ア]高知県,宮崎県(順不同) [イ]長野県

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