これまでの流れについては、導入部分と問1の解き方の記事で書いた通りなのですが、
問1の質問を読む→パラグラフ(1)を読む→選択肢を消去
この流れでしたね。さて次やることは何でしょう。勘が鋭い方なら「問2の質問を読む」ことか、と想像できるかもしれません。その通りです。設問に出てくる単語は意味が分からないと、今後の読みに影響がありますので把握しておきましょう。
設問の単語(問2)と意味
- view(名詞):意見
- express(他動詞):~を表現する、言い表す
- author(名詞):作者・著者
なので、問2で聞かれていることを把握すると
問2 パラグラフ(3)で、作者のどんな意見が表されているか?
ということで、パラグラフ(3)まで読み進めれば良いことになりますね。とは言っても、パラグラフ(2)も、全体の流れを把握するために押さえておきましょう。まずは単語から。
パラグラフ(2)の重要単語と大雑把な意味
第1文(Before we..)
- reject (他動詞):~を拒否する、拒絶する
- claim (名詞):主張、要求
- human(名詞・形容詞):人(の)、人間(の)
- mind(名詞):心、精神
- far from ~:~から(かけ)離れている、決して~ない
- perfect(形容詞):完全な
意味:ナンシーの主張を拒否する前に、私たちは覚えておくべきだ、人間の心は決して完全ではないということを。
第2文(Once we..)
- once(接続詞):一度~すると
- update(他動詞):~を更新する、~を最新にする
- knowledge(名詞):知識
- belief(名詞):信念、考え
- it's difficult to ~(~は動詞の原形):~するのは難しい(It is ○○ to ××の用例はこちら)
- used to ~(~は動詞の原形):以前は~だった、以前は~した
意味:一度知識を更新すると、以前知っていたことや信じていたことを思い出すことが難しい。
第3文(At the same time ...)
- at the same time:同時に
- basic(形容詞):基本的な
- desire(名詞):欲望、欲求
- predictable(形容詞):予測可能な(predict(予測する)-able(できる))
- event(名詞):出来事
- situation(名詞):状況
- in advance:前もって
basic desire to see the worldのto seeはto不定詞の形容詞的用法(~する(ための))で取っていきましょう。→世界を見る基本的な欲求
意味:同時に、私たちは、自分の周りにある世界を予測できるものとして見たい、あるいは自分たちを出来事や状況を理解できるものとして見たいという基本的な欲求がある。事前のことであっても。
第4文(This combination..)
- combination(名詞):組み合わせ
- factor(名詞):要因
- lead to ~:~につながる
意味:この要素が組み合わさってhindsight biasにつながる。
第5文(Telling herself...)
- all along:最初から
- help O do :Oがdoするのを手伝う
- secure(形容詞):安全な・しっかりした
- intelligence(名詞):知能・知性
- ability(名詞):能力
意味:彼女(→ナンシー)自身と他の人たちに「最初から知っていた」ことを伝えることが、ナンシーが自分の知性と未来予知能力をより確かなものに感じさせる手助けとなった。
大雑把な意味は掴めたでしょうか?問題として聞かれてない上に、B問題にも出ないので速読で読み飛ばせば良いのですが、パラグラフ(1)と(3)の中間になる橋渡しとなりましたね。次は問2とパラグラフ(3)を押さえていきたいと思います。